2018年03月31日

スリット


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今週も診療を終えました。

寒い寒い
雪で雪で
といっていた冬も一息ついたようで
やっぱり毎年のように 
しっかりと春が来てくれたようです。

例年よりも遅かったのですが
月曜日にはウッドデッキの上の雪は
すっかりなくなっていました。

まだ道路の横にも
ウッドデッキのすぐ横にも
雪は積もっていますが
太陽の暖かさによって
少しずつではありますが、
その嵩が減って来ているのが
わかります。

火曜日は暖かくなっていましたので
今年初めてでしたが
診察室の暖房をいれずに
過ごしました。

午前中は少し肌寒い感じでしたが
午後は暖かい感じになり

水曜日の午後に至っては
もう暑く感じて
クーラーをいれたくなる感じでした。

まだクーラーはいれていませんが
寒いといっては不満を言い
暑いといっては不満を言う
自分のわがままを反省しきりです。

とにもかくにも
あの寒かった冬も終わったようで
これからは春の陽気を楽しみたいと
思います。

ーー

「手持ちスリット」
と呼んでいる器械があります。

ここでハタと
スリットという業界用語について
調べてみましたが

スリットとは切れ目、隙き間のこと。

(1)上衣やスカートの裾に入れる空き。
活動を楽にし、装飾も兼ねる。

(2)光や電子の流れを絞る細い隙き間。
細隙(さいげき)。

というわけで
服飾界や
建築界でも
使われているようですが、

「手持ちスリット」と呼んでいますのは
「手持ち式細隙灯顕微鏡」
のことなのです。

眼科に受診していただいた方は
全員検査を受けていると思われる
細隙灯顕微鏡検査なのですが、
私たち眼科医は
「さいげきとうけんびきょうけんさ」
とはいわずに
「スリットけんさ」
と呼ぶことが多いのです。

眼科を受診すると
「あごとおでこをつけて
 真直ぐみていてくださいね」
といわれて、
斜め前の方から
目を細い光で照らされる検査が
スリット検査です。

黒目(角膜といいます)や
黒目と茶目の間の空間(前房といいます)
その後ろにある
レンズ(水晶体といいます)は
もともとは透明な組織ですので、

そこに病変がないかを調べるために
細い光を斜めから当てることによって
透明な組織の光学切片を得ることが
できます。

眼科を受診した方には
全員に受けてもらいますので、
内科の先生にとっての聴診器のように
毎日、大活躍する器械です。

内科の先生は首に聴診器をかけている姿が
思い出されますが、
眼科医で、聴診器をかけている先生は
いないと思います。

眼科医を表すイラストなどでは
額帯鏡をしていることもあったり、
ランドルト環をもっていることもありますが、
実際には、どちらもはずれです。

眼底鏡と集光レンズは眼科医の特長
だとは思いますが
つねにもっているわけではありませんし。


話がそれてしまいましたが、
「スリット」は
なくてはならない器械です。

通常の「スリット」は
据え置き型で診察室に鎮座していますが
「あごとおでこをつけて」
顔を固定してもらわなければ
いけませんので、
外来に来たすべての方の検査が
できるわけではありません。

そこで登場しますのが
冒頭にお話しした
「手持ちスリット」
になるわけです。

具体的には
2歳以下のお子さんは
なかなか顔をのせることができません
ので、「手持ちスリット」の登場です。

ほかには、車椅子でいらした方で
上体を起こせない方も
「手持ちスリット」で
診察させてもらいます。

2歳以下のお子さんは
親御さんのお膝に抱っこしてもらって
「手持ちスリット」でみせてもらいますが、
中には怖がって泣いてしまったりして
上手く見せてもらえないこともあります。

なんとかご機嫌をうかがいながら
短時間でみるようにしています。

産まれたばかりの赤ちゃんが
涙が出る
ということで受診されることもあります。

その場合は首がすわっていませんので、
お母さんに抱っこしてもらった状態から
向かい合った私の膝の方に
寝かせてもらって
上から「手持ちスリット」で
まさに覗き込む感じの診察になります。

赤ちゃんの診察は
もう可愛くて仕方がないので
ついつい まん丸のホッペを
指でツンツンしたくなるのを
我慢しながらの診察になります。

また話がそれてしまいましたが、
「手持ちスリット」も
なくてはならない器械です。

そんな「手持ちスリット」ですが
先月くらいに見ている途中で
スリット光が 点滅することがあり
修理にだしていました。

その間は同じ器械の代替をお借りし
診察には支障なかったのですが、
今週、「手持ちスリット」くんが
無事、退院して帰って来ました。

またこれからもよろしくね、
「手持ちスリット」くん

ーー

今週も終了です。
来週も来てくれた患者さんに
安心をお届けするために
元気一杯頑張ります。
 

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