2018年06月25日

目ディカル相談室更新です


グラフ旭川7月号
緑内障の点眼薬について

 
平成30年7月号
目ディカル相談室 

(Q)緑内障の目薬について教えてください。私は64歳です。右目がかすむことと、両目の飛蚊症で眼科を受診したところ、右目の正常眼圧緑内障と言われ、目薬を処方されました。処方された「キサラタン点眼液」についてお尋ねいたします。

 インターネットで目にしたこの薬の特徴の説明の中に、次のような記述がありました。

 「プロスタグランジン系の抗緑内障点眼液です。一般的に、第一選択薬として単独使用することはなく、β遮断薬など他の点眼薬で効果不十分なときに追加使用して効果を上げるようにします。」

 担当の先生の処方を信じて安心していますが、「単独使用することはなく~追加使用して」の部分が少し気になりましたので、ご多忙のところ恐縮に存じますが、お尋ねいたします。よろしくお願いいたします。

(A)ご連絡有難うございます。右眼の正常眼圧緑内障に対して、キサラタン点眼薬が処方されたとのことですね。

 正常眼圧緑内障とは、日本人に最も多く見られる緑内障のタイプで、眼圧は10~21mmHgという正常範囲にはいっているにもかかわらず、視神経に緑内障の変化を認め、その変化に一致した視野の暗点を認める状態です。眼圧が正常範囲にはいっていても、その方にとっては眼圧が高いために緑内障の症状を引き起こしていると考えられますので、眼圧を下げることが治療となります。まずは、点眼薬で眼圧を下げて、定期的に視力,眼圧検査、眼底検査、視野検査を行って、緑内障が悪化しないように確認していくことが大切な病気です。

 以前はβ遮断薬が緑内障薬の第一選択でした。β遮断薬は、眼圧を下げる効果が強いのですが、喘息のある方には使えない、心臓の病気がある方には使えないと言った、全身性の副作用を引き起こす心配もあります。一方、キサラタンに代表されるプロスタグランジン製剤は、β遮断薬よりも眼圧を下げる効果があり、全身副作用の心配もありませんので、現在では緑内障治療薬の第一選択にとってかわっています。

 おそらくインターネットで見たページはかなり以前に書き込まれたものか、少し古い話になってしまったものかと思います。プロスタグランジン製剤は眼圧下降効果に優れており、現在次々と新しいプロスタグランジン製剤が発売されているというのが現状です。

 プロスタグランジン製剤にも副作用があり、それは眼瞼の発毛、色素沈着が主なものです。その副作用を予防するためには、点眼後の洗顔が有効です。一番安心なのは、夜に点眼して、そのあとお風呂に入ることだと思います。お風呂に入る前に点眼する習慣をつけていただければよろしいのではないかと思います。緑内障は点眼治療を継続することが大切です。自覚症状が出て来た時には、かなり進行していることになりますので、毎日の点眼をお忘れにならないように、続けて下さい。どうぞ参考になさって下さい。
 

メール医療相談

 こんの優眼科クリニックは『患者さんに優しい眼科クリニック』をめざし、メールでのお問い合わせを受け付けます。

 当クリニックを受診されたことがある方は、診察券に記入されている番号を記入して下さい。診療内容やお薬についての問い合わせや、当クリニックへのご意見・ご要望・苦情もお受けしています。
 当クリニックを受診されたことがない方は、お名前・ご住所・電話番号・年齢をご記入の上、どのようなことでお困りか、ご遠慮なくご質問下さい。
質問された方のプライバシーは厳守いたします。診察しなければお答えできないこともありますことを、ご理解下さい。
 質問と回答をホームページ上に公開することもありますので、ご了承ください。その際にも、プライバシー保護には充分注意致します。

 
 
 
 
 
 
                            

診察時間のご案内

診察時間
午前 9:00〜12:00
昼休み 手術 手術 手術 手術 手術
午後 13:00〜15:00

待ち時間を短くするために、予約の方を優先に診療しています。
受診ご希望の方は、お電話・メールでご予約くださいませ。
精密眼底検査にはお時間がかかります。
18:00までにご来院いただけますとありがたいです。

 

休診日 日曜日・祝日
午前 09:00~13:00
昼休み 日帰り白内障手術
午後 15:00~19:00