グラフ旭川
院長 今野 優 医学博士
昭和38年9月11日 生
平成元年 5月医師免許(第321523号)
平成 8年 9月旭川医科大学学位記(第240号)
平成 8年10月日本眼科学会眼科専門医(第8303号)
2017年 7月 グラフ旭川8月号にコンタクトレンズQ&Aが掲載されました。

知りたい 聞きたい
コンタクトレンズ Q&A
こんの優眼科クリニック
院長、日本眼科学会眼科専門医 今野優

1988年旭川医大卒業。
旭川医大眼科入局。
名寄市立総合病院眼科医長、市立釧路総合病院眼科医長を経て、
93年旭川医大眼科学講座助手。
同年12月から2年間ハーバード大学医学部スケペンス眼研究所留学。
その後、旭川医大眼科学講座助手、士別市立病院眼科医長を経て、
2003年7月「患者さんに優しい眼科クリニック」の実現を目指し、
こんの優眼科クリニックを開設。
日本眼科学会専門医。


Q 初めてコンタクトレンズ(CL)を使用したいのですが、
どんなレンズが良いですか?

A 目の度数や使用目的によって、お勧めのレンズは変わってきます。
CLは大きく分けるとハードレンズとソフトレンズがあります。
言葉通りハードは硬めでソフトは柔らかめのレンズです。
レンズをつけた感じはソフトのほうが違和感は少ないのですが、
ハードの方が視力が出やすい、黒目(角膜と言います)に酸素が
行きやすいという利点があります。
近視の度数が強い方、乱視の度数が強い方、レンズを使う時間が長い方は
ハードレンズをお勧めしています。
ソフトレンズには「1日使い捨て」「2週間」「1か月」使用する
レンズなどがあります。
週に2〜3回や週末のみの使用の場合には、
1日使い捨てレンズをお勧めします。
どんな時にどんな風に使いたいかご希望を聴かせていただきます。
まずはご相談ください。


Q  CLは何才から使えますか?

A  CLは角膜に直接のせて使うものですので、角膜に傷がついたり、
角膜に酸素が行きにくくなったり、場合によっては細菌などに
感染する危険性があります。
ですので、ご自分でしっかり清潔にレンズの手入れをする必要があります。
また、長期間CLを使用することによる角膜への負担は無視できませんので、
あまり小さいお子さんにはお勧めしていません。
早くても中学生でしょうか。
私はできれば高校生からをお勧めしています。
小学生のサッカーの試合で、眼鏡では出場できないというような場合は、
サッカーの時だけ、1日使い捨てレンズを使用するようにお勧めしています。


Q 中学生の息子が学校健診で視力低下を指摘されました。
眼鏡とCL、どちらがいいですか?

A  CLは一日中付けたままではなく、起きている間に眼鏡をかけて、
角膜に酸素を充分に送る時間がどうしても必要です。
また、目にトラブルが起きた際も必ずCLを外し、
眼鏡を掛けていなくてはいけません。
眼鏡を作らずにCLを使用し、長時間CLを付けて目にトラブルを起こして、
受診する方も時々見受けられます。
そんなことにならないように、キチンと合っている眼鏡をお持ちでないと
CLの処方をご遠慮いただいています。
まずは眼鏡を作って、眼鏡の見え方に慣れてから、
CLを考えて欲しいと思います。
CLはあくまでも目にとっては異物であり、きちんと使用しなければ
目に害を及ぼす危険性のあるものですが、キチンと使用すれば安全であり、
視力の悪い人にとって非常に便利でありがたいものです。
CLを使用する方は、ぜひ眼鏡と併用してください。
CLで目に病気を起こさないためにも重要なことですので、
どうぞご理解くださいませ。


Q 現在、50歳でソフトレンズを30年使用しています。
最近、近くが見えにくくなって来ました。もうCLは無理でしょうか?

A 年齢から考えますと、近くが見えにくくなってきたのは、
老眼ではないかと思います。
遠近両用のソフトレンズもありますので、眼科を受診して、
検査を受けてください。
CLの装用年数の長い方は、角膜内皮細胞(二度と再生しないもの)が
減っていないか検査します。
この細胞が減りすぎると、角膜が白く濁り、矯正しても視力が上がらなく
なります。角膜内皮細胞に異常がなければ、遠近両用CLで
近くも見えやすくなり、快適に生活できる可能性があります。


Q  CLはインターネットで購入していますが、何か問題ありますか?

A  CLは処方して終わりではなく、使うご本人がしっかりとした
レンズケアをしながら、検診をうけてもらい、問題がないかを確認しながら
使っていく医療機器です。
せっかくの便利なCLで逆に目にトラブルを起こしてしまっては
元も子もありません。
調子が良いからと言って、定期検査を受けないと、目にトラブルが起きる
ことがあります。CLの使用はあくまでも自己責任ですが、
未然に防ぐことが出来るようにすることが私ども眼科医の使命だと考えます。
ぜひ眼科専門医で検診を受けて下さい。


2017.07.24 記