北眼医報
院長 今野 優 医学博士
昭和38年9月11日 生
平成元年 5月医師免許(第321523号)
平成 8年 9月旭川医科大学学位記(第240号)
平成 8年10月日本眼科学会眼科専門医(第8303号)
2011年 1月 北眼医報Vol.36/No.1に新春随想が掲載されました。

もうクリニックはなくても医院ではないか

こんの優眼科クリニック
今野 優

 新年あけましておめでとうございます。
本年もご指導ご鞭撻のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。

 「こんの優眼科クリニック」を開業し、7年半経ちました。
今年は48歳の年男で、北海道医師会でも新年の挨拶文を載せていただき、
そこでは旭川の診療所の名前のトレンドを調べてみました。

 旭川の診療所は、現在214機関。診療所の名前は、開設者の名字、
診療所のある地域名、診療科目などの組み合わせに、
「医院・クリニック・診療所・なし」のコンビネーションから
成っています。「名字+診療科目+医院」が平成9年95機関、
21年69機関で一番多く見られた組み合わせでした。

 この12年間に旭川の眼科診療所は13から17機関に増えました。
4つの総合病院に元々眼科があり、新たに4病院に眼科が開設され、
他に3つのコンタクトレンズ診療所がありますので、激戦区だと思います。
旭川の眼科診療所の名前は「池田眼科医院」のように「名字+眼科+医院」が
大半でした。この間に新設された5つの眼科のうち、私の診療所以外の
4機関は、「東光眼科」「環状通り眼科」「あさひ眼科」「やまぐち眼科」
ですので、「医院・クリニック・診療所」のどれもつけないのが
トレンドのようです。

 今回、全道の眼科診療所の名前も調べてみました。眼科診療所166機関の
うち、名前に「クリニック」がついているところは35機関、
「医院」が43機関、「医院・クリニック・診療所」のどれもついていない
のが88機関で最多でした。88機関の内訳は「名字+眼科」が38、
「地域名+眼科」が29、「名字+地域名+眼科」が15、
「分類不能+眼科」が6機関でした。全体の中で、名字・地域名を
漢字表記しているのは110、平仮名表記が41、片仮名表記が3、
漢字仮名混じりが12機関でした。過去のデータと比較していないので、
断言はできませんが、比較的新しい眼科は仮名表記が多い印象があります。

 眼科の数が増えてきますと、開設者の名字がかぶることもあり、
また同じ地域に既存の眼科があると地域名をつけることもできず、
よりユニークな名前を考えなければならないと思います。これからは、
どんな名前の眼科ができるのか楽しみではあるのですが、これ以上増えると
楽しんでいられないというのが本音ですよね。何はともあれ、
今年が佳い年でありますことを、心よりお祈り申し上げます。
2011.1.8 記