大雪眼科フォーラム
院長 今野 優 医学博士
昭和38年9月11日 生
平成元年 5月医師免許(第321523号)
平成 8年 9月旭川医科大学学位記(第240号)
平成 8年10月日本眼科学会眼科専門医(第8303号)
平成27年10月9日(金曜日)アートホテルズ旭川にて、
『第2回大雪眼科フォーラム』がありました。

「大雪眼科フォーラム」は、参天製薬株式会社主催で、
旭川医大と旭川市内関連病院眼科、眼科開業医が集い、
病診連携の勉強会とともに第一線で活躍する先生の講演を拝聴するという
勉強会で、昨秋に第1回目が開催されました。

 今回『第2回大雪眼科フォーラム』に私が登壇し、
大勢の眼科医師の前でお話しする機会を得ましたので、
今回の通信で紹介させていただきます。


 今回の演者は私を含めて三名でした。

講演(1)『SD-OCT による硝子体黄斑界面解析
      ーご紹介を頂きました症例の報告2−』
     旭川医科大学眼科学講座講師 高橋淳士先生

講演(2)『クリニックサイドから見た病診連携』
     こんの優眼科クリニック院長 今野優

特別講演『網膜硝子体疾患の最近の話題』
     京都大学大学院医学研究科眼科学准教授 鈴間潔先生


『クリニックサイドから見た病診連携』

 今回、私に与えられた演題はクリニックサイドから見た
病診連携でした。


白内障手術の病診連携

 当クリニックでは積極的に「日帰り白内障手術」に取り組んでいます。
開業当時、旭川では2つのクリニックで取り入れられているだけでした。
日常生活のリズムをくずさず、日帰り手術は早期に職場復帰という人に
向いていると思います。

 当クリニックは無床診療所なので、手術後に入院してもらうことが
できません。
そこで、全身疾患のある方や、
白内障が進行し小さい傷口からの手術が難しいと判断した場合、
手術を受けない方の目の視力が極端に低い場合(手術後一晩は
眼帯をして片目で過ごしていただきますので)、
車椅子の方(申し訳ございませんが、手術室が2階なんです)、
また緊張し易い方には、
入院して手術が受けられる施設に紹介しています。

 具体的には、
旭川赤十字病院、
市立旭川病院、
旭川医大病院
にお願いしています。


患者さん紹介の実態

 実際に2005年から2015年までに他院に紹介した患者さんの数を
グラフで示しました。

年間100〜200人の方を他院に紹介させて頂いている実態が
明かになりました。
では、どんな病気の患者さんを紹介しているのかをグラフで
示しました。

一番下の水色の帯が白内障手術の依頼です。
10〜20%を占めています。

その上の赤い帯が網膜疾患、
黄色が角膜疾患、
緑が形成外科疾患、
紫が小児(斜視弱視など)
オレンジがその他(神経疾患など)
となっており、網膜疾患と白内障手術依頼が多いことがわかりました。

白内障にかぎらず当クリニックは「目のかかりつけ医」になることを
目指しています。
目に関して、何か心配なことがあれば、まず受診していただき、
当クリニックで対処できなければ、速やかに大学病院や総合病院に紹介。
そして、その後のフォローはまた当クリニックで、という体制を整えて
います。


 旭川市内には医大もあり、その他にも赤十字病院、市立病院、
厚生病院、医療センターなど大きい病院があり、医療が充実しています。

「目のかかりつけ医」として、確実に診断し、大きい病院で検査、
治療が必要と考えた時には、時期を逸しないように、
また最良と思われる病院に紹介させていただきたいと思います。

また、他の眼科の先生の意見も聞いてみたいというセカンドオピニオンを
希望される場合には、しっかりと紹介状を書きますので、遠慮なく
お知らせください。

2015.11.2 記