ARCHITECTURE ASAHIKAWA 03vol.14
 2003年 11月 旭川まちなみデザイン推進委員会(通称:ALM 委員会)
編集の「旭川建築作品発表会作品集 vol.14 」に、
こんの優眼科クリニックが掲載されました。

 旭川建築作品発表会は、旭川市の特定行政庁設置20周年記念事業の
一環として、1990年11月に旭川市内近郊に建設された建築作品16点を
集めて開催されたのが始まりとのことです。
1991年からは、旭川市内の建築関係団体の有志により結成された
「旭川まちなみデザイン推進委員会(通称 ALM 委員会)」がこの運営
母体となり、毎年恒例の事業として継続的に活動を行い、
今回で14回目を迎えたそうです。

 この発表会の開催と併せて、旭川を中心に道北圏を対象とした建築作品を
収録した作品集も刊行してきたとのこと。
作品の収録は ALM 委員会のワーキンググループが中心となり、自薦他薦に
よる公募に加え、自らまちを歩いて発見するという地道な作業を毎年
繰り返しているそうです。

 こんの優眼科クリニックもALM 委員会のワーキンググループの方々の
目に留まり、設計士の東野雅司先生に収録の連絡がありました。

 今回の旭川建築作品発表会作品集には26作品が収載されています。
22ページ・23ページの見開きに東野先生がこんの優眼科クリニックを
紹介して下さいました。



こんの優眼科クリニック
KONNO SUGURU EYE CLINIC

所在地 旭川市曙1条6丁目
設 計 東野雅司/ヒガシノデザイン
施 主 今野 優
設計期間 2002年9月〜2003年2月
工事期間 2003年3月〜2003年6月
主な用途 眼科診療所
用途地域 準住居地域
建築面積 178.2 m2
延床面積 298.2 m2
構造階数 S造一部RC造2階建
施  工 (株)田中組 旭川支店

 「優しい病院を作りたい。」院長の、この一言から建物の計画は始まりました。
 街と医療の接点の待合室は、交通量の多い交差点に面して全面開口としました。横断歩道分の角を後退する事で、優しく町並みと対話します。この部分のフレームは病院部分と切り離して、道路に面したコンクリート壁との間に、屋根を架け渡した構造になっています。動線計画では患者さんの、受付から検査、診察、治療までの動きに対して、前室を中心に、分り易い空間構成を心掛けました。眼科の性質上、外光を取り入れたくない室にも患者さんの心理的な安心感や、殺菌効果を考慮して窓を設置しました。手術室にも自然光を取り入れています。手術への立会の希望に対して、ガラス越しの手術立会室や、手術専用の待合室を設置しました。
 ウッドデッキのエゾマツの成長と共に、この街の風景の一部として、院長の一言が皆さんに届くように願っています。

2003.11.4 記