ホームドクター 2006
院長 今野 優 医学博士
昭和38年9月11日 生
平成元年 5月医師免許(第321523号)
平成 8年 9月旭川医科大学学位記(第240号)
平成 8年10月日本眼科学会眼科専門医(第8303号)
2006年11月 財界さっぽろ発行の「あなたの街のお医者さんガイド 
ホームドクター」にコンタクトレンズのお話が掲載されました。


病気&クスリの新常識

角膜を守るためにもコンタクトレンズとメガネの併用習慣を

 私には「目に入れても痛くない」ほど可愛がっているものがあります。
大学1年生の時からですので、もうかれこれ25年の付き合いになります。

 それは、コンタクトレンズ(CL)です。
私は強度近視でCLなしでは人前には出たくないですし、CLの恩恵に
あずかっている者の一人ですが、そのありがたいCLでトラブルを起こす方が
非常に多いので、正しく使用していないために危険にさらされている方には、
ついつい辛口になってしまう傾向があります。

 私のCLに対する考え方は、「CLはあくまでも目にとっては異物であり、
きちんと使用しなければ目に害を及ぼす危険性のあるもの」ですが、
「きちんと使用すれば安全であり、視力の悪い人にとっては非常に便利で
ありがたいもの」というものです。

  CLを使用する方に(既に使用している方にも)強調したいことは、
「眼鏡と併用しましょう」ということです。
角膜に必要なのは、酸素です。
角膜は涙から酸素という栄養を受けていますので、
正しいフィッティングで、酸素透過性の優れたレンズを、正しい使用法で
装用しなければなりません。

起きている時間帯に眼鏡をかけて、
CLを装用していない状態の時間を持つことが大切です。
お勧めは、お家に帰ったらすぐに眼鏡にすることです。

CLは 眼鏡の代わりに使えるものですが、
    眼鏡の替わりに使うものではありません。


 いまや多くの人がCLを装用し、その数は1400万人を超えると
いわれています。
しかし、不適切な使用により、CL装用者の7〜10%の人に
眼障害が発生していると報告されています。

 自覚症状がなくても、角膜に問題が起きていないか、
自分の使い方が目の負担になっていないかを、
眼科専門医の検診で確認してください。

 大切な目です。
CLは「目に入れても痛くないように」可愛がってください。

2006.11.2 記