ホームドクター 2007
院長 今野 優 医学博士
昭和38年9月11日 生
平成元年 5月医師免許(第321523号)
平成 8年 9月旭川医科大学学位記(第240号)
平成 8年10月日本眼科学会眼科専門医(第8303号)
2007年9月 財界さっぽろ発行の「あなたの街のお医者さんガイド 
ホームドクター」に白内障手術のお話が掲載されました。

先生、聞いてもいいですか?

白内障の手術って簡単なんですか?


日帰り、短時間で受けられる手術だが
医師の指示を守り術後のケアは慎重に
 白内障の手術は短時間で済み、安全性も高いものでは
ありますが、安易に考えるのは禁物です。
総合病院では入院による手術が行われていますし、
入院でも日帰りでも手術の内容は同じなのです。

  そもそも白内障とは、目の中でピント合わせの機能を
司る水晶体が濁り、目がかすんでよく見えなくなる状態を
いいます。手術は3ミリメートル切開して器械を差し込み、
超音波によって水晶体を柔らかくし、吸引した後に
人工水晶体と呼ばれる眼内レンズを挿入するという手順を取り、
約15分ほどで行うことができます。
医療技術の進歩により、今後はより小さな傷口での手術が
可能になると考えられます。傷が小さければ小さいほど、
術後の炎症や出血は軽くすみます。

 とはいうものの、どんな手術であれ合併症は起こり得ます。
白内障の場合、一番怖いのは目をこすってしまうことにより
感染を引き起こすというものです。
当院では、翌日まで眼帯をしていただくことや、就寝時に
保護眼鏡をかけていただくこと、翌日と2日目、4日目に
来院していただいて診察を受けていただくようお願いしていますが、
こういった指示は必ず守っていただきたいと思います。
日帰りだからと軽く考えず「過ごしなれた自宅で療養する」
という気持ちで無理せずに過ごしてほしいものです。
なお、遠方などで通院が難しい患者さんには、自宅近くの
医院を紹介し、そちらでの診察を受けていただいています。

 なお、進行した重度の白内障や、糖尿病や高血圧などの
全身疾患がある患者さんに対する日帰り手術は困難ですので、
入院設備や内科を併設した総合病院をご紹介することになります。

 白内障は加齢にともない誰にでも起こる病気です。
目がかすんだり視力が低下して見えにくいなどの症状があれば、
まずは診察を受け、その原因を確認してください。