ホームドクター 2016
院長 今野 優 医学博士
昭和38年9月11日 生
平成元年 5月医師免許(第321523号)
平成 8年 9月旭川医科大学学位記(第240号)
平成 8年10月日本眼科学会眼科専門医(第8303号)
2016年4月 ぶらんとマガジン発行の「あなたの街のお医者さんガイド 
ホームドクター」に眼科の検査のお話が掲載されました。

病気のアレコレ 専門医が答えます

最近、視力が落ちたような…。
検査を受けた方がいいですか?


眼科で行う検査は痛みをともなうものはありません。
ぜひ気軽に受診してください。
 眼科って、ちょっと馴染みがなく、なかなかかかりにくいですよね。
目の検査って痛くないのかな?って思い、
ついつい億劫になっているのかもしれません。
でも、どんな病気でも「早期発見・早期治療」が大切です。
初めて眼科にかかる方と考えて、
どのようにすればスムーズな診察が受けられるのかについて
ご説明します。

 目は左右2つありますので、どちらの目に症状があるのか、
いつ頃からなのか、教えてください。
「視力が落ちた」と感じている方の場合、
先に視力検査・屈折検査・眼圧検査をしたあとに
診察になります。
眼鏡が合っていないために視力が落ちている場合もありますので、
お使いの眼鏡がありましたら、ぜひご持参ください。
糖尿病や高血圧があると眼底出血を引き起こすことがありますが、
かなり進行しないと自覚症状は出てきません。
逆に見えにくいなどの自覚症状が出てきてからでは
手遅れになってしまうこともあります。
一見、目と関係ないと思われる病気(もしくは指摘されたことのある
病気)があれば教えてください。

 視力検査は重要な検査の一つですが、ご本人の自覚検査です。
見ようと目を細めることなく、リラックスして答えて下さい。
はっきり見えなくても、輪の開いている方向がなんおtなくでも
分かれば教えてください。
視力検査は、
裸眼視力(そのままの状態でどれくらい見えるか)、
眼鏡視力(ご自分の眼鏡でどれくらい見えているか)
矯正視力(一番ピントがあった眼鏡をかけた状態でどこまで見えるか)
の検査を行います。
さらに中年以降の方では、近くを見る力を調べる近方視力検査を
行うことがあります。
眼科医の考える視力の良し悪しは、矯正視力で判断することになります。
屈折検査は目の度数を調べる検査です。
近視があるのか、遠視があるのか、乱視があるのかを知ることが
できます。
眼圧検査は、目の硬さを測るものです。
緑内障は40歳以上の17人に1人くらいの割合で発症することが
明らかになりましたが、自覚症状が少ないために、その内の
80〜90%の方は眼科を受診していないといわれています。

 次に診察室での検査になります。
目の表面に病気がないかを顕微鏡で詳しくみせていただきます。
必要によって色素やレンズを使って、目の表面から目の中まで
直接観察します。
そのあとに、眼底検査を受けていただいて、目の奥に病気が
隠されていないか調べます。
目薬を入れて瞳を広げて検査する精密眼底検査があります。
この目薬の検査を受ける場合は、4.5時間まぶしくなりますので、
すぐには車の運転は避けてもらいたいと思います。
もちろん後日改めて検査を受けることもできますので、
相談してほしいと思います。

 眼科で行われる検査は、どの検査も痛みをともなう検査ではありません。
少しまぶしいと感じることはあるかとは思いますが、
基本的には怖い検査ではありませんので、億劫がらずにぜひ、
お近くの眼科を受診なさってくださいね。
2016.4.11記