ライナー健康相談(1)
院長 今野 優 医学博士
昭和38年9月11日 生
平成元年 5月医師免許(第321523号)
平成 8年 9月旭川医科大学学位記(第240号)
平成 8年10月日本眼科学会眼科専門医(第8303号)
2003年11月18日 カルテ43「めがねのかけはずし」

Q:先日小学4年の娘にメガネを買いました。ひんぱんにメガネをかけたり
はずしたりすると、視力がさらに低下すると聞いたことがあります。
かけっぱなしにするか、極力かけないようにするか、迷っているの
ですが・・・。
(34歳 パート/フラメンコママ)
この相談を、ライナースタッフがこんの優眼科クリニックの今野優院長に
お聞きしました。

A:購入したメガネは、眼科でもらった「眼鏡処方箋」で作りましたか?
メガネ屋さんに直接行って買いましたか?

 小学校の中学年から中学・高校と、視力の下がる人が増えています。
この場合近視だと思われがちですが、中には逆に遠視であったり、
かくされた目の病気のために視力が下がる場合もあります。

 特にお子さんの場合は、ピントを合わせる調節力が強いので、
いわゆる仮性近視になっている場合もあります。

 お子さんの視力低下の原因を調べる検査として、調節麻痺剤の点眼薬を
使う検査があります。この目薬をさして検査を行うと、近視・遠視・乱視の
正確な度数を知ることができ、また同時に精密眼底検査も行うことが
できますので、目に病気がかくされていないかも調べられます。

 目の病気がなく、近視・遠視・乱視などの屈折異常だけとわかれば、
よく見えて使いやすい無理のないメガネのデータが「眼鏡処方箋」として
できるわけです。購入したメガネが適切なデータに基づいて作られたもので
あれば、軽い近視の場合には、遠くを見る時にかけ、近くの物を見る時は、
はずした方が楽にみえて良い場合があります。

 ある程度の近視では、近くを見る時にもメガネがあったほうが便利なので、
お子さんの必要に任せてください。そのような場合のかけはずしでは、
近視の度が進むようなことはありません。遠視や乱視のメガネは常時
かけていたほうが、疲れがなく楽だと思います。

 一度、眼鏡処方箋をもらった眼科でご相談してみて下さい。


2003.11.18 記