スマイル 131号
院長 今野 優 医学博士
昭和38年9月11日 生
平成元年 5月医師免許(第321523号)
平成 8年 9月旭川医科大学学位記(第240号)
平成 8年10月日本眼科学会眼科専門医(第8303号)
2006年02月06日
スマイル131号「やさしい眼科のお話(11)先天性鼻涙管閉塞症」

 戌年になって一月経ちました。戌年は安産の年ですから、
元気な可愛い赤ちゃんがたくさん生まれ、活気のある、明るい年に
なってくれるといいなと思っています。

 赤ちゃんの目で、最初に気になる事が多いのは目やにだと思います。
片目だけ目やにが多い場合は、先天性鼻涙管閉塞症が疑われます。

 涙腺から分泌された涙は目の表面を濡らした後、目頭の上下にある
小さな穴(涙点)に吸い込まれ、細い管(涙小管)を通って
涙嚢(るいのう)と呼ばれる涙のふくろに溜まり、さらに鼻涙管を通って、
鼻の奥に抜けていきます。

 赤ちゃんの鼻涙管の出口に生まれつき膜が張っていることがあります。
涙が鼻の奥へ抜けないので、涙目になります。
また涙の流れが滞りますので、ばい菌がついて、膿や目やにが出るように
なります。

 まずは、ばい菌止めの目薬と涙嚢部マッサージを指導します。
生後6ヵ月くらいまで様子をみて、治らない場合はブジーという
細い棒を涙道に通して拡げる治療をします。

赤ちゃんの目やにと放っておかずに、眼科専門医にご相談ください。


2006.2.6 記