元気のミカタ 教えて!ドクター
院長 今野 優 医学博士
昭和38年9月11日 生
平成元年 5月医師免許(第321523号)
平成 8年 9月旭川医科大学学位記(第240号)
平成 8年10月日本眼科学会眼科専門医(第8303号)
旭川ケーブルテレビポテトに出演
8月22日旭川ケーブルテレビ:ポテトさんの
番組「元気のミカタ 教えて!ドクター」に
白内障の話で出演させていただきました。
撮影が7月24日にあったのですが、
初のテレビ出演に緊張しました。
8月末に何度か再放送されましたので、
見てくださった方もいて、
「先生、見ましたよ!」と
お声をかけていただきました。
ケーブルテレビに入っていない方は
見ることができませんので、
今回はその時の内容について
かいつまんでご紹介させていただきますね。

冒頭

素敵なアナウンサーの方が
ウッドデッキの上で
『今回は、旭川市曙1条6丁目にある
こんの優眼科クリニックからお送りします。
こちらのクリニックは
「患者さんが自分だったら、
自分の親だったら、自分の子供だったら」と
考え、診療に取り組んでいます。
今回のテーマは白内障についてです』
と紹介していただきました。

<素敵なアナウンサーは矢野さんです>


本編
矢野さん:今野院長にお話を伺います。
     よろしくお願い致します。
今野:よろしくお願いします。
矢野さん:今回のテーマは「白内障について」
     ということですが…
今野:白内障は、眼科の病気の中でも
   良く聞く疾患だと思います。
   白内障は加齢に伴い、誰にでも起きる
   可能性がありますが、手術によって
   治すことが出来る良性の疾患です。
   本日は、白内障についてお話しさせて
   頂きたいと思います。
   白内障は、目の中のピント合わせをする
   水晶体と言う部分が濁ってくる病気です。
   白内障の説明に先立って、
   「ものを見る仕組み」について説明させて
   ください。
   目の構造はよくカメラに例えられます。
   黒目が角膜ですが、しこに透けて見える
   いわゆる茶目は虹彩といい、カメラの
   絞りに当たります。この虹彩の後ろに
   水晶体と言う部分があります。
   水晶体はカメラのレンズと同じで、
   私たちが見ようとするものを正しく、
   カメラのフィルムにあたる神経の膜の
   網膜に焦点を結ばせる働きがあります。
   網膜に映った像が視神経を通して脳に
   伝えられ、私たちは初めてものを見る
   ことが出来ます。
   水晶体が濁ってくることが白内障です。
   濁りが進行した場合に、黒目の真ん中が
   白く濁って、周りの人からも目が白く見える
   ようになることから、白内障と名付けられました。
   冬の寒い日によとから家の中に入った時に、
   メガネが曇って見えなくなってしまうように
   目の中に曇ったレンズが入っているために、
   目がかすむ状態が白内障です。
   水晶体が濁ると、光がうまく通過できなくなり、
   光が乱反射して、神経の膜の網膜に
   鮮明な像を結べなくなってしまいます。

矢野さん:となりますと、白内障の症状としては?
今野:白内障の症状は水晶体の濁り方によって
   人によって様々なことがあります。
   主な症状は「目がかすむ」ということですが、
   「まぶしくなる」「明るいところで見えにくい」
   「眼鏡が合わなくなる」
   「以前より近くが見えやすくなる」
   「老眼鏡が要らなくなる」
   「二重三重に見える」こともあります。
   水晶体の皮質部分が濁り、その部分が外側から
   中央に広がってくると「まぶしくなる」
   「明るいところで見えにくい」という症状が
   出てきます。
   水晶体の核が濁ってくると、水晶体の屈折度が
   変化し近視化してくるために
   「眼鏡が合わなくなる」
   「以前より近くが見えやすくなる」
   「老眼鏡が要らなくなる」ことが起きます。
矢野さん:原因としては?
今野:白内障の原因で最も多いのは加齢です。
   当院で手術を受けた方の年齢層を見てみます。
   70才代の方が一番多く45%、
   60才代の方が29%、
   80才代の方が18%でした。
   以前は老人性白内障と呼ばれていましたが、 
   老人と呼ぶには失礼な年齢の50才代の方にも
   起きますので、現在では加齢白内障と
   呼んでいます。
   また、加齢によらず、アトピー性皮膚炎や
   糖尿病の合併症として白内障が起きることも
   ありますし、目の怪我が原因で白内障が
   起きることもあります。

矢野さん:治療はどのように?
今野:白内障は、初期のうちは薬によって進行を
   遅らせることが出来る場合がありますが、
   完全に治療することはできません。
   進行した白内障は、濁った水晶体を手術で
   取り除く方法が一般的で、視力を取り戻す
   ことが出来る良性の病気です。
   とは、いいましても、やはり手術のとき、
   自分はどんな状態なのかがわからないから
   怖いですよね?
   全身麻酔はしないので、意識はあります。
   手術時間は10分から15分くらいで終わります。
   瞬きしてしまうかも?というのも
   ご安心ください。器械で強制的に開いている
   ので、瞬きしたくても、手術中は出来ない
   ようになっていますから、瞼を怪我する
   心配はありません。
   刃物が見えたり、器械が見えたりして
   途中で怖くなるかも?と思われている方も
   いらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。
   指示されるまま、光を見ているだけで、
   いつの間にか終わっています。
   <…この後に手術の説明が続きます…>
矢野さん:手術後に気をつけることはありますか?
今野:白内障手術での一番の心配事は、
   目にばい菌が入ることです。
   手術後は目を擦らないことが最も重要です。
   3日間は入浴を禁止していますし、
   2週間は保護用眼鏡をかけてもらっています。
   またしばらくはばい菌止め、炎症止めの
   目薬を使ってもらいます。
矢野さん:最後に元気のミカタ、アドバイスを
     お願いします。
今野:白内障は怖い病気ではなく、誰もがなる
   病気です。しかし、目がかすむのは白内障
   だからと安心していたら、緑内障などの
   他の病気が見つかることもあります。
   40才を超えたら一度、目の検診を受ける
   ことをお勧めします。

大体こんな感じのやりとりが放映されました。
私にとって、初めてのテレビ出演は、
うれし、恥ずかし、といった感じでしたが、
貴重な体験ができました。
ありがとうございました。
2014.11.1発行 優しい眼科クリニック第132号 に掲載するために執筆